エントリーシートで安易な嘘をつくのは辞めましょう。
『どうせみんな嘘だかけだし』と、油断していると危険。
面接の質疑応答や調べられて、嘘がバレることもあるからです。
しかも英検やTOIECなどの資格の嘘は、選考が不利になったり内定取り消しの可能性も?
今回は『エントリーシートで嘘を書くリスク』について解説。
盛るくらいにしたり、書き方を工夫することで、嘘をつかずにアピールできますよ。
エントリーシートで嘘をつくのは普通?嘘だらけだとヤバいケース
エントリーシートで嘘をつくのは、危険な行為なのか。
どの欄に、どの程度の嘘をつくかでリスクは変わってきます。
あなたはESのどの欄で、嘘をつこうと思っていますか?
① サークルや部活のエピソードは盛るのが普通?
嘘ではなく盛るくらいなら、多くの就活生がしていることでしょう。
特にリーダーシップをアピールしたいときは、つい盛ってしまいます。
- サークルで周囲を仕切っていた
- 部活で率先してリーダーシップを発揮した
真実をそのまま話すより、内定が欲しいがために少し盛ってしまう。
これくらいであれば採用担当者も知ったうえで面接をしています。
事実無根のことはNGですが、少し盛るくらいなら問題ないでしょう。
- サークルの人数が15人だけど20人と言った
- 部活で自主練を1時間していたが2時間と話した
これくらいの盛る行為はバレにくいし、100%の嘘ではないのでリスクは低いです。
次の面接でエピソードに矛盾が出ないようにしたいですね。
② 就活は『御社が第一志望です』という嘘つき大会?
ESや面接で聞かれるのが志望度です。
内定が欲しいなら、『第一志望です』と答えるのが正解。
例えば第一志望が他にあっても、そう答えた方が選考に支障がでません。
これに関しては面接官も、『多少は嘘をついているもの』と自覚しているはず。
もし嘘をつきたくないなら『第一志望群です』などと答えることもできますよ。
③ 就活の嘘がバレるのは面接で?
つい選考を進めたくてエントリーシートで嘘をついてしまった。
そんな嘘がバレやすいのが面接です。
面接官はいろんな質問を根掘り葉掘り聞いてきます。
その中で矛盾が出たり、ESと話している内容が違えば、嘘だと見抜かれるでしょう。
また嘘をついていると細かいエピソードがなかったり、オドオドしてしまいます。
なので内定が欲しいからこそ、嘘はつかない方がいいんですね。
ESで嘘をつくもの?
- 盛るくらいなら問題ない
- 特に志望度を書くときは嘘が多い
- 事実無根の嘘は面接でバレやすいので辞める
エントリーシートで嘘を書くとバレる?資格などは内定取り消しも
一方で注意したいのが、資格などの欄での嘘ですね。
資格欄で嘘をつくとバレやすいし、リスクも大きいです。
① 英検やTOEICなど資格の嘘は経歴詐称になる?
資格欄で嘘をついてはいけないのは、事実無根だからです。
先ほどのようにエピソードを盛るというレベルではありません。
資格を持っていないのに、所有していると嘘をつくのは悪質。
『経験のねつ造・学歴詐称』と言われても仕方ありません。
特に外国語を優先している企業で、英語力の嘘をつくのは厳禁です。
「その経歴がなければ採用しなかった」と判断されれば、詐欺など軽犯罪のリスクも出てきます。
② 資格の嘘は面接でバレる?GPAも調べられるときつい
資格の嘘はバレやすいという点でも危険です。
内定が出たあとに「資格証明書」の提出を求めらると一巻の終わりですよね。
英検や簿記やFPなどの資格は、資格証明書がもらえます。
その証明書がないとなると嘘とバレやすいし、内定取り消しなどの可能性も。
また資格とは違いますが、GPAも嘘をつくのは辞めましょう。
こちらも成績証明書でバレます。
『平気でうそをつくような人は採用しない』と方針が変わることもありえるので、避けた方がいいですね。
もともとGPAと採用率に関連性はないですし。
③ 就活で嘘をつくリスクと末路は?内定取り消しなども
嘘をつくと、その後の就活でリスクが付いて回ります。
例えば嘘がバレたら選考中の評価が落ちますよね。
『この学生の言うことは信用できない』と判断されると、採用は難しいでしょう。
仕事でも嘘をつくかもしれない人を採用する理由は、会社側にもないですからね。
もし嘘だとバレなくても、面接で不安が付きまといます。
『バレないかな。大丈夫かな』とオドオドしてると、その様子が面接官に伝わります。
そうすると結果的に良い印象を持たれずに、選考で落ちるかもしれません。
そして『資格』などで嘘がバレると、内定取り消しなどの措置もありえます。
内定取り消しとなれば、また就活を再スタートさせなければいけません。
内々定であれば比較的、簡単に取り消しはできるので注意しましょう。
そして資格などの経験や知識が必須の会社に勤めた場合は、就職後の解雇もあります。
例えば社内で英語を使う企業に就職したのに、英語が全然話せないなど。
キャリアにも悪影響を与えるので、リスクを考えると事実無根の嘘は控えた方がいいんですね。
資格などの嘘はリスク高
- 盛るのではなく事実無根の嘘はNG
- 証明書の提出などでバレやすい
- 内定取り消しや解雇などもありえる
エントリーシートで嘘をつきたくないとき!上手な書き方
エントリーシートで嘘をつきたくないけどアピールしたい
こんなときは書き方を工夫してみましょう。
① 事実無根はダメ!エピソードは盛る
先ほども言ったように、多少エピソードを盛るのは問題ないです。
盛る行為は事実としては経験しているので嘘とバレにくい。
少し盛るくらいのレベルは以下の通りです。
盛るってどれくらい?
OKライン
- プラス面を強調する
- 周囲の反応などを誇張する
- 活動の規模を誇張する
NGライン
- 友人の話をそのまま話す
- ググったガクチカをパクる
- リーダーをやったなど事実無根
つまり0から1にする嘘はダメ。
でも1を2にする”盛り”は許容範囲となります。
量を盛るだけなら、エントリーシートも書きやすいですよ。
参考⇒自己PRは何もしてこなかった大学生も作れる!”強み”の見つけ方
盛る例
- バイトを10カ月続けた⇒1年した
- 後輩8人の指導をした⇒10人の指導をした
- 1日2時間の勉強で資格を取った⇒1日3時間勉強した
② 資格の嘘はダメ!勉強中と答えるのが良い
資格についての嘘はバレやすいからダメ。
ではどのようにアピールできるのでしょうか?
私が就職活動でやっていたのが、『勉強中』というアピールでした。
金融業界の選考で、『FPの資格を勉強しています』と面接官に話していたんですね。
実際に勉強も進めていて、試験も受けました。
なので『勉強中』と答えて実際に勉強を今日から始めれば、嘘にはなりません。
“熱意がある”というアピールもできますよ。
③ 『第一志望です』と嘘をつかないとダメ?逃げ方
志望度を聞かれたら、どのように書けばいいのか。
企業としては能力や人格だけでなく、熱意も知りたいのは当然です。
すぐに退職されると困りますからね。
志望度に関しては、『第一志望です』と答えても問題ないでしょう。
ただ嘘をつきたくない場合は、こちらも書き方を工夫できます。
まず1つ目の方法は、『第一志望群です』と回答すること。
この書き方をすれば、相手の企業の優先度が高いことは伝わります。
2つ目の書き方は『第一志望と回答したいのですが、実は他社と悩んでいます』と答えること。
優先度は高いがまだ迷っているというニュアンスが含まれます。
興味がある業界が複数あるときに使えますね。
例文
御社を第一志望としたいのですが、実は他社と〇〇の違いで悩んでいます。
就活が終盤になると焦って嘘をつきたくなります。
でも安易に嘘をつくのではなく、書き方を工夫してアピールする方法を試してみませんか?
就活のエントリーシートで嘘はダメ!少し盛る程度で許容範囲
就活のESで安易に嘘をつくのは辞めましょう。
面接で矛盾が生じたり、資格証明書の提出などを求められると簡単にバレてしまいます。
バレたあとに挽回するのは不可能なので、リスクが高いんですね。
もしESでアピールしたいなら、盛るくらいがおすすめ。
また資格などであれば『今、勉強中です』と伝え、本当に勉強を始めてはいかがでしょうか?
事実無根の嘘をつかなくても、書き方を工夫すればアピールできますよ。
次はこちら⇒最終面接に交通費支給してもらっても落ちる?