このまま社会に出ていいのか?
周りは当たり前のように就職活動をして4月から働くつもり。
そうした方がいいのはわかってる。でも大学卒業後に就職しない道もあるかもしれない。
このように今後の進路がハッキリしないとき。
そんなときは周りに流されずに、自分の本音と向き合う時間を作ってみませんか?
- 大学卒業後に就職しない人の割合
- 就職以外にも道7選
- 参考として私が選んだ道について
卒業後に就職するか就職しないかを選ぶかはあなた次第。
でもその前に、卒業後にどんな道があるのかを知るのは役に立つはず!
一足先に大学を卒業した先輩たちを参考に見ていきましょう。
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大学卒業後に就職しないのは変?4年生の就職率
まず大学生の全体の何%が就職して、何%が就職以外の道を歩むのかを見てみましょう。
文部科学省が実施する学校基本調査によると以下の結果になりました。
引用元 学校基本調査【平成30年】
このように数字として進路を見てみると、やはり就職する人が多いですね。
ただそれと同時に就職以外の選択肢を取る人も、毎年のようにいます。
パートやアルバイト、進学準備中・就職準備中・家事手伝い・ボランティアの合計が8.5%ほどになりました。
では就職しない人は、具体的にどういった進路をとっているのでしょうか。
大学卒業後に就職以外の道を選ぶ学生もいる
就職以外の選択肢は細かく上げるとキリがありません。
ただ全員がバラバラの道を選ぶわけでもなく、だいたいは以下の7つの進路のどれかをとる人が多いです。
就職しない人で一番多いのが、内定がもらえなかった場合。
就職しないというより、就職できなかった人ですね。
私も4年生の年始というギッリギリのタイミングで内定もらったので気持ちはわかります。
希望する業界から選ぶなんて大昔のこと。
『まだ募集している会社』という理由だけでエントリーシートを出す日々。
結局、私はそんな希望しない会社で働くことにしたのですが、それでも運が良かった方だと思います。
今は就職難と言われる時代ですよね。
内定がもらえなかったり、納得いく就職先が見つからないこともあります。
大学を1年留年して新卒枠で就職活動をしたり、既卒で就活にリベンジする道を選ぶ学生も多いですね。
会社で働きたいというわけではなく、明確に何かやりたい仕事がある人。
そんな人は大学卒業後も専門学校に通ったり自宅で勉強をして、その職業を目指す選択肢をとります。
大学在籍時は夢がかなわなかったけど、諦めることはできない。
そういったときは専門学校へ行く人も多いですね。
留学は社会人になると、ほとんどチャンスがなくなってしまいます。
学生時代に限ってできることですよね。
大学入学してから頭の片隅に『留学』という2文字はあったけど決断できなかった。
そのモヤモヤが4年生で爆発すると、大学生活を1年伸ばして留学する学生もいます。
実は私の友人がそうでした。
就職活動が始まる直前に、思い切って海外に留学したんですね。
彼が帰ってきたのは、僕ら同級生が大学を卒業する前。
結局、1年卒業を先延ばしにして翌年に就職活動をしていました。
めずらしいかもしれませんが、別の大学に入学しなおす人もいます。
学生時代に別のことに興味をもったりすることも、少なくないはず。
私が小さいころに、よく遊んでもらっていた近所のお姉ちゃんが、この選択肢を選びました。
そのお姉さんはみんなから(特に年下から)慕われるような優しい人。
この優しさが世間に合わなかったのか、就職活動がキッカケで精神的に病んでしまったようなんです。
そのときに自分を救ってくれたのがカウンセラーだった。
その経験から『私もこんな仕事をしたい』と思い、別の大学に再入学したんです。
後から聞いた話だと結構大変だったみたいですけどね。
学費は親に払わせないように奨学金とアルバイトをして、今までしたことのない心理学の勉強を一から始めたり。
卒業後の選択肢としては珍しいかもしれないけど、別の大学に入り直す人もいます。
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大学を卒業しても働けずに、学生時代からやっていたアルバイトを継続する人もいます。
就職活動で疲れ切ってしまった学生に多いですね。
恥ずかしながら私もフリーター経験があります。
ギッリギリで内定をもらった会社が合わずに、すぐに退職。
大学生のときに働かせてもらっていた個人の飲食店でまた雇ってもらったんですね。
第二新卒で就職活動を再開しようと思っても、『また就活をやるのか』と思うと足がすくんでしまう。
結果的にダラダラとアルバイトを続けて、フリーターになっていました。
けっこう精神的に辛くて同級生とかにも会えませんでしたね。
周りと比べて焦ってしまうし、ご近所さんからの視線とかも気にしてしまいます。
積極的にフリーターになる人はいません。
ただ就職活動や内定先の会社で上手くいかなかったときに、一時的にフリーターを選ぶ場合もあります。
最近は大学卒業後にニートになる人も増えています。
さきほどのように就職活動で挫折したり、新卒で入社した会社が合わないのが理由ですね。
アルバイトすらする気力がないと、ニート(働いていない,学校にいっていない,家事をしない)になります。
この選択肢もフリーターと同じく、自分で望んでこの選択肢をとる人はいないです。
ただ悪い出来事が重なると、私もニートになっていた可能性がありましたね。
(私は運よく体だけは元気だったのでアルバイトはできましたが。)
これは滅多にない道ですが、結婚して働かない場合もあるかもしれません。
私の周りにはいませんでしたが、同じ学部で1組だけ、こんな同期がいたと噂で聞きました。
聞いた話によると男性側の実家がお坊さんらしく、そこに嫁いだとのこと。
「主婦になるの?お坊さんになるの?」と疑問でしたが、お寺の掃除などけっこうやることが多いみたいです。
まあこれも狙ってとる選択肢ではありません。
ただ全国で何組かは大学卒業時に結婚するつもりの学生カップルもいるかとは思います。
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就職以外の選択肢を選んでもいい!大学卒業後に何をしたいか本音を知ろう
私は実質、卒業後に働かないという選択肢をとった部類に入ります。
新卒だけどすぐに会社辞めちゃったんで。
そんな私が『会社で働かない時間』を送る中で、これだけは意識した方が良いというものがありました。
それを最後にお話ししたいと思います。
まず卒業後にも、誰かと話す時間を作るべきです。
卒業後は自分から動きださないと、誰とも話さない日があったりするんですね。
1日2日なら何とも思いませんが、親以外と話さない日が2週間も続くと、精神的に病んできます。
自分一人の時間が増えれば増えるほど、頭の中のネガティブな声が大きくなる感じ。
同じように就職してない人とSNSで関わったり、アルバイトや同級生と会ってもいい。
とにかく孤独感を減らさないと、精神的なストレスが大きくなっていきます。
参考⇒大学4年になって友達と会わないとき!旧友に会ったり新しい友達を作る
社会人としてのお給料がなくても、別の収入源はあった方が良いです。
とくに奨学金をとって大学に通っていたりすると、その返納も始まります。
国民年金の支払いとかもあるし、大学卒業時ってなにもしなくてもお金が必要なんですよね。
だからアルバイトは空き時間に少しでもいいので、やっておきましょう。
職場で人との交流があれば、先ほどのようなコミュニケーションの場所も作れます。
参考⇒出会いも期待できる!大学4年向けの短期のバイトの選び方
あと個人的にオススメなのがアンケートモニターですね。
スマホでアンケートに答えるだけでお金がもらえるアプリがいくつかあります。
ぶっちゃけ効率は悪いです。1つのアプリで月1000円くらい。
でも自宅で気が向いたときだけできるので、ストレスが完全に0でできるのがメリット。
なので金欠になりそうならアンケートモニターのアプリを複数DLして使いましょう。
少しでも収入源を持っておくだけで卒業後の生活にも幅がでますよ。
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大学卒業後に就職しない選択肢もある!就職以外の道も検討する価値あり
結局私は飲食店でのアルバイト経験を活かして、飲食業に就職することができました。
経済学部だった知識なんて全く使わないけど、1社目の会社よりも楽しく働けています。
たぶん体を動かして汗をかいて働くスタイルが合っていたのかな。
今になって思うと、ギリギリ内定をもらったらと安易に就職したのは間違いだったように感じます。
やりたい仕事でもないし、とにかく就職活動を辞めたい一心で飛びついたことに後悔しています。
社会人になってから思うのは『悩む時間があってもいい』ということ。
ほとんどの学生が大学卒業後に就職するからといって、就職することだけがすべてではありません。
『~でなければいけない』というmust思考をいったん置いておく。
そして今だけでも『~したい』want思考で将来を考えてみませんか?
もしくは当時の私のように『したい・したくない』から『自分に合ってる・合ってない』で考えるのも良いですね。
人の数だけ人生があります。
絶対に就職しないといけないと考えるのは精神的にも逃げ場がなく辛いと思うんです。
1回だけ自分の気持ちに正直になって、どんな人生を歩きたいか考える時間を作ってみませんか?