自己PRは何もしてこなかった大学生でも作れます。
私自身もサークルや部活に入らず、バイトをダラダラしている大学生活でした。
そんな何もしてこなかった大学生でも、工夫次第で自己PRは作成可能。
今回はガクチカに自信がない大学生向けの自己PR作成術を紹介します。
企業は自己PRを通して客観視する能力や、プレゼン力を見ています。
留学とか専門スキルなど、特別な強みが必須というわけではないんですね。
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自己PRで何もしてこなかった場合も大丈夫!企業は何を見ているの?
そもそも自己PRは何のために行うのでしょうか。
その意味を知れば、どのように作ればいいかも見えてきます。
新卒の就職活動では、必ず聞かれることがあります。
業界や業種を問わずに、必ずといっていいほど聞かれるのは次の質問。
- 自己PR(自己紹介)してください
- 志望動機を教えてください
- 学生時代に頑張ったことは?(ガクチカ)
- 長所と短所は?
面接が進むにつれて、『転勤は可能か?』など具体的な話に進みます。
ただ一次面接や二次面接では自己PRやガクチカがほとんど。
だから大学生活で何もしてこなかった人は悩むんですね。
自己PRの前に自分が大学生活で何も成し遂げていないことに絶望してる
— さびぬき🧩 (@wasabiha_sukiyo) March 16, 2022
なぜどの企業も同じような質問をするのでしょうか?
これらの質問への答え方で、就活生の何を見ているのでしょうか。
自己PRで知りたいのは、ガクチカだけではありません。
面接で自己PRや自己紹介をしてもらう目的は他にもあるんですね。
- 相手の人柄を知りたい
- 次の質問のキッカケが欲しい
- 自分を客観視できているか
- 論理的に話す能力があるか
何もしらない状態から面接が始まるので、人となりが知りたいという目的もあります。
どんな学生がわからないと質問したり面接で会話もできませんよね。
また自己PRとは自分の強みを話すことでもあります。
なので自分を客観視しているか、その強みを論理的に相手に伝えられるかを見ています。
つまり『自己PR=ガクチカ』というわけではないんですね。
自分を客観視できているかも大切になります。
- 自己PRは必ず聞かれる質問
- 人柄や会話のキッカケが欲しいから聞く
- 客観視や論理性なども見ている
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何もしてこなかった就活生のための自己PRの書き方【客観視】
自分を客観視するというのは、社会人でも難しいです。
ただ客観視することで、今の自分では気づけていない強みを知れるのも事実。
以下の3つの方法を使えば、自己PR作成のヒントが見つかりますよ。
自己PRなんてできない
そう思っている就活生でも、自分には気づけていない強みを持っているもの。
そういった自己アピールのヒントを見つけられるのが他己分析です。
他人ならあなたが自覚していない一面を知っているかもしれません。
学校・家・バイト・部活など、場所別で知人に聞いてみましょう。
- 家族…家にいる自分を知れる
- 友人…大学内での自分を知れる
- バイト仲間…仕事中の自分を知れる
- 趣味仲間…オフモードの自分を知れる
注意したいのは質問の仕方ですね。
『他己分析してほしい』というと、相手も身構えてしまいます。
それよりも『私ってどんな印象に残ってることある?』と、軽く聞いた方が相手も話しやすいはず。
『自己PRの書き方で悩んでて』と打ち明ければ、数分の会話に付き合ってくれますよ。
そこで自覚していなかった一面を知れたら、そこから深掘りしていきましょう。
(例えば”行動力がある”と言われたら、ほかにも似たエピソードがないか思い出すなど)
過去に他人に評価されたことを思い出すという方法もあります。
こちらも他己分析に近いアプローチで自分の強みを見つけることができますよ。
- バイトで『真面目だね』と言われた
- 学校で『授業態度が良い』と言われた
- 部活で『キャプテンしないか』と提案された
このように評価されたり再評価された場面では、あなたの強みを相手が見たことになります。
学校やバイト先など、別の場所で似たような評価をもらえたら、それがあなたの強みである可能性が大。
そこから自己PRを作れば、エピソードもあって説得力がつきますよ。
参考⇒就活で自分を見失う!軸を取り戻して自分らしく取り組むコツ
他己分析だけでは自信が持てない
そんなときは診断テストをして自分の強みを探すのも効果的です。
テスト結果に出てきた評価で意外な強みが見つかれば、そこから自己PRが作れるかも。
自分の長所と短所を把握するための自己分析テストはいくつもあります。
いくつかを同時にやってみて重複する強みがあれば、そこから自己PRを作ってみましょう。
ちなみに私が就活時に使っていたのが、ストレングスファインダー。
『さあ才能に目覚めよう』という本の中で紹介されている34の資質。
このなかで自分がどの資質があるのか、そのトップ5を教えてくれるテストです。
自己PRがありきたりor自分の長所がわからない人は「ストレングスファインダー」がオススメ。
自分の強みTOP5がわかる&自己PRの言語化に役立ちますよ👍#23卒 #24卒 #就活
※本に付属のアクセスコードからWebテストが受けられます pic.twitter.com/CrUnkN2d3G— Mayuka|就活応援する元人事 (@jinjilog) July 2, 2022
本を買い、そこにあるコードを使うことで取り組める自己分析ツール。
古本ではコードが使われた可能性が高いので親書で買いましょう。
- 他己分析をしてもらう
- 過去に評価された場面を思い出す
- 診断テストを複数取り組む
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それでも自己PRが思いつかないとき!浮かばないときの探し方
他己分析など客観性を意識しても自己PRが作れないとき。
そんなときは次の3つの方法を試してみましょう。
『当てはまりそうなものを探す』『今からガクチカを作る』『スカウトで確認する』
これらの方法を実践すれば、自己PRに説得力が生まれます。
強みが見つからないのなら、当てはまりそうなものを絞ってみましょう。
『これだ!』というものが見つからなくても、『これかな?』という強みはあるはず。
心当たりがあるものを選んでいきます。
- 集中力
- 向上心
- 努力家
- 積極性
- チャレンジ精神
- 実行力
- ハングリー精神
- 継続力
対人関係に関する強み
- 協調性
- 競争心
- 社交性
- 傾聴力
- 発信力
- 思いやり
- 育成力
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
- 共感力
- 縁の下の力持ち
思考に関する強み
- 論理性
- 理解力
- 発想力
- 想像力
- 企画力
- 分析力
- 状況把握能力
- 文章力
- 記憶力
性格に関する強み
- 冷静
- 慎重
- プラス思考
- 忍耐力
- 真面目さ
- 誠実さ
- 責任感
- 判断力
- 好奇心
- 謙虚
- 負けず嫌い
何となく自分に当てはまりそうな強みを見つけても、エピソードがない。
そんなときは今から何かに打ち込むという解決策を取りましょう。
ガクチカは今からでも作れます。
部活やサークルなどは今からだと難しいですが、一人で取り組めるものなら可能。
- 資格の勉強
- 就職活動への取り組み
- ボランティア活動
- アルバイト
先ほど候補を絞った強みを意識しながら、取り組んでいきます。
そうすると自己PRで使えるエピソードになりますよ。
参考⇒就活でうまくいかなかったらどうする?失敗した後に、残された選択肢
自分の作った自己PRが企業に評価されるか不安
そんなときは就職活動の面接より先に試したいことがあります。
それがスカウト機能がある就活支援サイト。
スカウト機能とは自己PRなどを見て、企業から学生にスカウトメールが来るという機能。
つまりあなたが作った自己PRや強みが企業から評価されるかを確かめることができます。
なので自己PRの候補となる強みやエピソードがあれば、それでスカウトを待ちましょう。
スカウトメールの量が多くなったり、あなたが希望する業界からメールが来れば見込みありと言えます。
- 候補をいくつか絞る
- 何か1つに取り組んでエピソードを作る
- スカウト機能でウリになるか検証
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自己PRは何もしてこなかった大学生でも作れる!
自己PRは何もしてこなかった大学生でも作れます。
留学や部活など立派なガクチカでなくても大丈夫。
まずは他己分析や診断テストで、客観的にあなたの強みを見ていきましょう。
その強みが本当に企業から見て評価されるかをスカウト機能で確かめるのもGOOD。
客観性や論理性を意識すれば、何もしてこなかった大学生でも自己PRは作れますよ。