大学卒業後にもう一度、大学へ入りたい!入り直すメリット・デメリットや代替案

大学卒業後にもう一度大学

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大学卒業後にもう一度、大学へ入ることは可能でしょうか?

結論から言えば、やろうと思えば別の大学や別の学部に入り直すことはできます。

ただ安易に大学生を長引かせるとリスクもあるので注意しましょう。

今回は大学卒業後に大学に入り直すことのメリット・デメリットを紹介。

新しい大学生活に何を求めているかをハッキリさせれば、別の解決策も見えてきますよ。

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大学卒業後にもう一度大学に入りたいときの現実味について

そもそも大学卒業後に、もう一度大学に入る人はいるのでしょうか?

データや生の声を調査してみました。

① 大学卒業後にまた大学に入り直すのは問題ない

文部科学省の調査によると、「大学卒業後の状況」は以下の通りです。

  • 進学率:11.3%
  • 就職率:77.7%
  • 有期雇用労働者:1%
  • 臨時労働者:0.5%
  • 臨床研修医率:1.7%
  • 上記以外:7.1%

就職しない大学生は全体の約2割いることがわかります。

就職以外の選択肢として、大学への入り直しがあるんですね。

② 他の大学の医学部などに入り直すパターンもある

医者になりたい場合は医学部に入る必要があります。

なので大学在学中に医者への夢を持った人は、医学部に入り直すケースがあるんですね。

医学部受験、少しずつですが大学卒業して再受験で大学に入り直すパターンの人がちらほら出てきたように思います。その層はまだまだマイノリティですが、ある意味で本気で医者になる人が選別されるからアリな流れかなとは思います。あと、大学は年取っていくもの的な流れもできますかね。

— 名古屋の英語専門・医学部受験家庭教師@満員御礼 (@case313) March 22, 2022

医学部であれば一浪や二浪などは当たり前の世界。

卒業後に入り直しても同世代の人が一定数いるでしょう。

③ 別の大学で違う学部で学び直す

私の先輩でも、大学卒業後に別の大学に入り直した人がいました。

その先輩は大学在学中にメンタルが不調になり、カウンセリングを受けていたんですね。

そしてカウンセラーの仕事に憧れて、心理学を学び直すために大学に入り直したんです。

このように大学在学中に具体的な夢や目標を持つことはあります。

“なりたい職業”の実現のために、大学に入り直す人が多いですね。

大学に限らずに言えば、卒業後に専門学校に入ったり、資格浪人をするといった場合もあります。

参考⇒大学卒業後に就職しないのは変?就職以外の7つ道

大学卒業後に入り直す人はいる?
  • 就職以外の進路を選ぶ学生は全体の2割
  • 医学部など具体的な夢をかなえるために入り直す学生が多い
  • 大学だけでなく専門学校に入り直す学生もいる

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大学卒業後にもう一度大学に入り直すときのメリット

大学に入り直すメリットは次の2つです。

これらのメリットに魅力は感じますか?

① 本当にやりたい夢や目標に近づける

医者になりたいなど、具体的な夢があり、そのために大学に入り直す場合。

その最大のメリットは夢に近づけることでしょう。

本当にやりたいことが大学在学中に見つけたり、変わることはあります。

同じ夢を志す人たちと一緒に勉強できるし、夢を追いかける充実感も味わえるでしょう。

将来の夢や目標を叶える方法で、学校や専門学校に行くことが近道になるなら前向きに検討した方が良いです。

② 大学生活でやり残したことに取り組める

研究やゼミなど、大学生活でやり残したことにも再チャレンジできます。

『もっと本気で研究をしておけばよかった』など、卒論を書く時期に後悔する学生もいます。

そんな不満や後悔も、大学に入り直せば、やり直すチャンスが与えられるんですね。

『あのときもっと○○しておけばよかった』

こんな後悔をスッキリ解消できる機会は、社会人になるとなかなかありません。

ただその後悔や不満が、本当に大学生活をやり直すことでしか解消できないのかは考えるべきです。

社会人生活を送りながらでも解決できるなら、就職して別の方法で取り組むという選択肢もありますよ。

参考⇒大学を卒業したくないときに残された3つの進路

大学に入り直すメリット
  • 夢に近づける
  • やり残したことに再挑戦できる

大学卒業後に他の大学に入り直すデメリット

大学に入り直すというのは人生のリスクも生まれます。

大学生活を引き延ばすデメリットは次の3つ。

このデメリットを踏まえても入学しないという強い意志がないと再入学は辞めた方が良いですよ。

① 親の説得が大変!周りへの理解は無理かも

まず大学に入り直すとなると親の説得が必要になります。

学費を負担する親の説得は必須。

なぜ大学に入り直す必要があるのかを説明して、時間をかけて了承を得ないといけません。

友達や知人などで、自分の考えを理解してくれない人もいるでしょう。

そんなときも強い意志を持って、夢や目標の実現のために頑張る覚悟も必要です。

周囲に自分の想いを伝えることの難しさが1つ目のハードルと言えますね。

② 大学に入り直すなら短期的にも長期的にも金銭面のリスクがある

大学に入り直すときはお金もかかります。

単純に大学に入り直すには、学費がいりますよね。

親に出してもらうにしても、一部は自分で負担した方が良いでしょう。

大学生活に影響が出ない範囲内でアルバイトをすることになります。

参考⇒大学生のバイトにおすすめしない職場の特徴

また長期的に見たときも、金銭的なリスクが出てくるんですね。

それが大学に入り直すことによる労働期間の短縮。

4年ほど大学生活が伸びれば、働く期間が4年分短くなるということ。

サラリーマンの平均年収が400万とすると、1600万円分が消えることになります。

もちろん再入学して医者や弁護士になるといったことも考えられます。

ただ一般企業への就職となれば、生涯賃金は減ってしまいます。

③ 再入学後の就職活動は年齢がネックになる

再入学となると就職活動する年齢も+4歳となります。

新卒の就職活動は若さも重要なポイント。

スキルや経験が不要だからこそ、若いというのが”可能性”に繋がるんですね。

ただ大学に入り直すとなると、その若さのメリットが薄まります。

『それなら中途採用をしよう』と考える企業も少なくありません。

就職活動で苦戦しやすいのも、大学に入り直すデメリットと言えます。

大学に入り直すデメリット
  • 周囲の説得が大変
  • 金銭的な負担がかかる
  • 一般企業なら就活で不利になる

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大学卒業後にもう一度大学に入り直したいときどうするか?代替案

最後は大学卒業後の進路で迷っているときの考え方を紹介。

安易に大学に入り直すのはリスクが高いです。

まずは以下の3ステップで自分の気持ちをハッキリさせましょう。

紙とペンがあれば、頭の中のモヤモヤを文字化してスッキリできますよ。

① 大学に入り直して何がしたい?

まずはなぜ大学に入り直したいのか、その理由を書いていきます。

学びたいことがあるといった、最優先の理由を書いていきます。

さらに『友達作りをしたい』という、優先度が小さいものもリストアップしましょう。

誰に見せるわけでもないので、頭の中に浮かんだ分だけ書いていきます。

できる限り書いたら、次は振り分けの作業に入ります。

② やりたいことは大学でないとできないか

先ほどリストアップした理由を、次は振り分けていきます。

振り分けるときの基準は大学でしか叶えられないかどうか。

例えば医者になるために医学部に入るなら、大学でしか叶えられないですよね。

ただ外国文化を学びたいとか、友人や恋人などキャンパスライフを充実させないという夢は大学に行かなくても叶えることができます。

先ほども言いましたが、大学に入り直すのはリスクも大きい。

だからこそ大学でしか叶えられない夢や目標でないものは、切り捨てて考えます。

そういった願いや目標や、社会人をやりつつ達成する方法を考えた方が現実的ですよ。

③ 先ほどのリスクを踏まえても気持ちは変わらないか

大学に入り直すことでしか叶えられない夢や目標がある。

そんな理由が残ったのなら、最後に考えるのはリスクです。

周囲の説得・金銭面の負担・就職で不利

こういったリスクを踏まえても、大学に入り直したいのか、自分に正直になりましょう。

少し時間を置いて考え直したり、いろんな人の話を聞いてからでも構いません。

何度考え直しても、大学に入り直したいのなら再入学を検討する段階に入ります。

何度も言いますが大学の入り直しはリスクがあるもの。

なので勢いなどで進路を決めず、何度も考え直して結論を出した方が良いですよ。

参考⇒大学生活をやり直したいときに!学生時代の後悔をスッキリさせる方法

悩んでいるときの考え方
  1. 大学に入り直したい理由を全て書く
  2. 大学でしかできないことだけ選ぶ
  3. デメリットを踏まえて、それでもやりたいか考える

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大学卒業後に別の大学にもう一度入り直すことは可能!じっくり検討しよう

大学卒業後でも、別の大学や学部に入り直すことはできます。

ただ入り直すとなると、それ相応の理由や覚悟が必要になってきます。

周囲の人を説得し、就職活動などのリスクも踏まえて決断できるか。

今すぐ結論を出す必要はありません。

何度も考え直すことで、あなたが納得できる進路を見つけていきましょう。

残りの大学生活を悔いなく過ごすためにも、いろんな人の意見や考え方と接するのも良いですよ。

参考⇒内定後の過ごし方5選!就活後の時期を上手に利用する方法

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